Office Guriの諸橋直子です。公益社団法人 日本アロマ環境協会認定アロマテラピーインストラクターの有資格者です。愛犬のアロマセラピーを10年以上実践しています。
今回の記事では、犬におすすめのアロマ精油「ペパーミント」を紹介します。
爽やかなミントの香りは歯磨き粉やガムでもおなじみです。
犬にとっても利用価値いの高い精油で、虫よけ、消臭、吐き気防止などに応用可能です。
ペパーミント | 精油プロフィール
学名:Mentha piperita
抽出部位:葉
抽出法:水蒸気蒸留法
成分:メントール、メントン、1,8-シネオール
産地例:アメリカ、イギリス、オーストラリア、イタリア、フランス、インド
作用:血行促進、殺菌、消炎、消臭、鎮静
犬への応用1 | 殺菌・消臭効果を生かしたスプレーに
ペパーミントは消臭効果に優れた精油です。ルームスプレーと常備することで、気になる匂いを和らげます。
洗濯が難しいペット用のマットや寝床、クッションの消臭に最適です。またペパーミントの殺菌効果が、犬の生活空間を清潔に保つにも役立ちます。
室内の床を雑巾掛けする際に、バケツ一杯の水に対し、ペパーミント精油1〜2滴を加えるだけで床がさっぱりと良い香りになります。掃除との相性も非常に良い精油なのでぜひ活用してください。
犬への応用2 | 蚊・ハエ・ノミの虫よけとして
ペパーミント精油は虫よけスプレーとしても最適です。ノミ、蚊、ハエに対し忌避効果を発揮します。
アロマセラピーで用いる精油には、害虫に対する忌避効果を発揮するものが多くあります。
注意点としては、虫の種類によって嫌う香りが異なるということです。
参考:犬に対する害虫の代表である「マダニ」の場合、ゼラニウムの香りが嫌いです。このように、虫の種類によって精油を使い分けましょう。
犬への応用3 | 吐き気を止める、乗り物酔い防止に
車での移動が苦手な犬もいます。ペパーミント精油は乗り物酔い防止にも適しています。車に乗る少し前に匂いを嗅がましょう。ジンジャー の精油との併用も有効です。
てんかんを持病に持つ犬の使用は「非推奨」
ペパーミント精油にはケトン類であるl-メントンが比較的多く含まれます。
ケトン類は高濃度で使用すると、神経毒性を示す成分のグループであるため、てんかんを持病に持つ場合、人・犬と共に使用は推奨されません。
ただし、ディフューザーなどで空気中に精油を拡散し、その香りを嗅ぐような極微量の摂取が、てんかん発作の直接の原因となるかどうかは疑問が残るところです。これについては意見が分かれています。
いずれにせよ「神経に影響を与える可能性がゼロでない」点に不安を感じる方もいます。そうした方がこうした情報を知らないまま使用し、後から後悔することのないように情報としてここで注意喚起を促す次第です。
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