ラベンダー

ラベンダー | 犬のためのアロマ精油 | ストレスケアに

  • LINEで送る

Office Guriの諸橋直子です。公益社団法人 日本アロマ環境協会認定アロマテラピーインストラクターの有資格者です。愛犬のアロマセラピーを10年以上実践しています。

今回の記事では、犬におすすめのアロマ精油「ラベンダー」を紹介します。

ラベンダーは「犬のアロマセラピーが初めて」という初心者の方に扱いやすい精油です。甘く親しみやすい香りで、犬にも好まれる傾向があります。

成分的に見ても鎮静効果が高く、犬の興奮を鎮める、ストレスケアに最適です。作用も穏やかでアロマ入門者には最適な1本です。

ラベンダー(真正ラベンダー) | 精油プロフィール

学名:Lavandula angustifolia / Lavandula offinalis
抽出部位:花と葉
抽出法:水蒸気蒸留法
成分:酢酸リナリル、リナロール
産地例:フランス、イギリス、イタリア、ブルガリア、日本、オーストラリア
作用:鎮静、鎮痛、殺菌、抗菌、抗真菌、抗ウイルス

精油プロフィールとは、その精油の産地やどのように抽出されるか?などの基本情報をまとめたものです。

学名の記載は、その精油が本当に自分が求めているものかどうか?を確認する上で大切です。

例えばラベンダーでも犬に使用可能なのは「真正ラベンダー(Lavandula angustifolia / Lavandula offinalis)」と呼ばれる種類のものですが、ラベンダーには他にも「ラベンダー・ストエカス(Lavandula stoechas)」と呼ばれる別の種類も存在します。

ラベンダー・ストエカスはカンファーという成分を多く含みます。カンファーは刺激性、特に皮膚刺激が強く動物への使用は禁忌です。

同じラベンダーという名前でも、複数の品種が存在することを知っておくことは大切です。大事なのは「犬には真正ラベンダー」という1点です。

甘い香りで親しみやすい、作用も穏やか

ラベンダーは世界で最も愛されている精油としても有名です。人間向けの石鹸、クリーム、シャンプー、入浴剤などにもよく使用されています。

香りが愛されているという理由もありますが、ラベンダーは作用が穏やかで多くの人に受け入れやすいことも理由の一つです(ただし、植物=100%安全、ではありません。詳しくは犬への使用が禁忌の精油リスト| 29種 | 基礎知識も併せて参照してください)。

同じラベンダーを謳う製品でも、ラベンダー風の合成香料と天然のラベンダー精油を使ったものとでは香りの奥行きが違います。

精油を使用したものは、ラベンダーの甘さと茎の青みを感じさせる複雑な味わいをあわせ持ちます。機会があればぜひ、精油と合成香料の違いを比べてみてください。

ちなみに合成香料が悪いというわけでは決してありません。しかしながら、犬のための正しいアロマセラピー 精油の選び方 | 基礎知識で解説した通り、アロマセラピーは植物が作り出す、数百から数千種類の芳香成分の相互作用を利用するものです。

アロマセラピーの恩恵を受ける場合は、必ず精油は100%天然のものを。犬と一緒に飼い主さんも、植物の多くの表情を持つ香りを楽しんでみてください。

少々ハードルが高いですが、手作りのラベンダークリームが超絶おすすめ

犬にアロマセラピーを行う醍醐味は、個人的には「犬のボディケア製品を手作りできる」点にあると考えています。

自宅でわざわざ手作りしなくても…と思われる方もいると思いますが、香り、使用感などを自在にコントロールできるハンドメイド製品は格別です。

少々手間はかかりますが、わずかな時間とシンプルな幾つかの工程を経るだけで、びっくりするほど上質で、使い心地の良いラベンダークリームを作ることができます。

犬のためのラベンダークリーム | 少し固めのバームタイプ

材料:

  • ホホバオイル:9ml
  • ミツロウ:3g
  • ラベンダー精油:2滴

耐熱容器にホホバオイルミツロウを入れ、レンジで加熱します。ミツロウが全て溶けたら取り出し、精油を加えてよく混ぜます。保存容器に入れて冷やし固めます。

一番シンプルで、材料の少ないクリームのレシピですが、ベタつきが少なくさらっと伸びる使い勝手の良いクリームとなります。犬の肉球の乾燥防止に最適です。是非作ってみてください。


犬のアロママッサージを自宅で学べる電子書籍を無料配布中。ご希望の方は下記をクリックして、メールでご請求ください。

  • LINEで送る
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。