Office Guriの諸橋直子です。公益社団法人 日本アロマ環境協会認定アロマテラピーインストラクターの有資格者です。
この記事では精油が持つ「薬理作用」について解説します。薬理作用とは、精油に含まれる成分が私たち人間や犬の心身・精神におよぼす様々な働きのこと。
数ある薬理作用の中でも、特に犬に役立つ作用をピックアップして紹介します。
薬理作用一覧
身体への作用
- 鎮静作用:神経の興奮を鎮める。リラックス作用
- 鎮痛作用:痛みをやわらげる
- 免疫賦活作用:免疫を活性化する
- 利尿作用:尿の排泄を促す
- 去痰作用:痰を出やすくする
- デオドラント作用:匂いを消す
害虫・微生物への作用
- 殺菌作用:細菌類を殺す
- 抗菌作用:細菌類の増殖を抑える
- 抗真菌作用:真菌類(カビ)の増殖を抑える
- 抗ウイルス作用:ウイルスの増殖を抑える
- 忌避作用:昆虫などの害虫を寄せ付けない作用
犬への活用方法
精油の持つ薬理作用を、犬に役立てる方法の代表的なものをご紹介します。
ストレスを抱えがちな犬に | ラベンダーの芳香浴
ラベンダーの精油には優れた鎮静作用があります。ラベンダーに多く含まれる成分、酢酸リナリルが犬の神経の昂りを鎮めます。ディフューザーで室内に香らせる芳香浴で、犬に自然な形で香りを嗅がせます。
老犬の体の痛みに | クラリセージのマッサージオイル
シソ科の植物クラリセージの精油には、強い鎮痛作用があります。精油を植物オイルで希釈したマッサージオイルを使用した「アロママッサージ」がおすすめです。
忌避効果を利用したアロマの虫よけ | 蚊・ダニよけに
蚊の嫌う香りの代表はレモン・ユーカリ。フトモモ科の植物であるユーカリの仲間で、柑橘系の香りを持つ種類です。精油を水で薄めて作る蚊除けスプレーが効果的です。
ダニの嫌う香りの代表はゼラニウム。ローズ・ゼラニウムと呼ばれる甘い芳香を持つ精油で、犬・人共にその心地よさを楽しむことができますが、ダニを寄せ付けない効果があります。
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